「ケーンケーン」という咳が特徴でウイルスや細菌に感染して、
気管の入り口にあたる喉頭に炎症が起きちゃって
犬の遠ぼえのような咳がつづく病気よ。
赤ちゃんや幼児に多い病気で重症化すると、
呼吸困難を起こすこともあるの。
風邪から起こってこの病気へ移行するケースが多いのよ。
進行が早くて昼間は軽くて元気だったのに、
夜に急激に呼吸障害が起こることもあるから
早めに受診しておく方がいいわ。
中には生命の危険をともなう
細菌性喉頭炎という
場合もあるようだから油断は禁物ね。




はじめは発熱や喉の痛みをともなった
風邪のような咳が出ている程度。

ところが、だんだん声がかすれ、
「ケーン、ケーン」という咳をするようになってくるの。
喉頭部分が炎症を起こして腫れ、
空気の通り道が狭くなっているから
こんな音がするそうよ。

息を吐くときに呼吸がゼコゼコする、
吸うときヒーヒーと音がしたら、
それは呼吸困難を起こす前ぶれ

呑気に、朝まで様子を見ていると、
最悪の場合、呼吸が止まるなんて
手遅れになってしまうことだってあるのよ。

チアノーゼを起こしたら、
一刻を争う緊急事態

大至急病院へ。
救急車を呼んでもかまないわ!!


一般的な急性喉頭炎には
残念ながら特効薬はないの。
でも早めの受診は大切よ。
薬を処方してもらって、
その場で吸入して
呼吸を楽にしてあげたりができるわよ。